五洲薬品の通販担当です。
長らく千葉県に住んでいた私にとって、富山県に住んでまず驚いたことは、水が美味しいことです。水道水でも個人的には、ほんのり甘く感じます。

そんな水の美味しい富山には多くのミネラルウォーターがありますが、当社でも工場内の井戸から水を汲み上げ、ミネラルウォーターとして販売しております。

当社のミネラルウォーターの販売構想があがったのは今から44年前の1975年。そこには「水の重要性が認識される時代」が来るという強い想いからでした。高度成長期の水質汚染も背景にあったといいます。

当社の工場は自然豊かな場所にありますが、当時、水脈がどこにあるか見当もつかなかったそうです。その中で、目をつけたのは「立ち枯れた木の空洞」と「カエルの卵」でした。

「カエルの卵があるところなら水があるはず」とその周辺を掘削していき、ようやく源泉を掘り当てたそうです。ちなみに、当社の工場内には池があり、モリアオガエルが池の上にある木の枝に卵を産み付けられているのを見ることができます。
清らかな水がある証ですね。

無事、源泉を掘り当て、1982年にミネラルウォーターが販売されましたが、当時は「水を買う」概念がなく、全く売れなかったそうです。
それでも「水」への想いを強く持ち続けて、当社は源泉を掘削し続けました。その後、ペットボトルの登場もあり、「水を買う」という概念が広がりました。

なお、最初に掘削したこの源泉の水の硬度は20弱の軟水（国産のミネラルウォーターの平均硬度は62.3）で、飲みやすいお水といえます。また、メタ珪酸を含んでおり温泉水としても認められております。

当社では、ミネラルウォーターの販売のみならず、ミネラルウォーターを活用した機能性飲料、化粧水も開発しております。今後もこの山の恵みを大切にし、お客様に喜ばれる商品をご提供し続けていきます。

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