GOSHU PROMISE

STORY #1 富山の自然 今日も明日も、そばに。

今日、口にする水はどこからやってきたのだろう。 そう考える時間はありますか? –––山の頂を覆う雪が、春の太陽に照らされて静かに溶け出し、

今日、口にする水はどこからやってきたのだろう。そう考える時間はありますか?
–––山の頂を覆う雪が、春の太陽に照らされて静かに溶け出し、少しずつ土のなかへ染み込み、いずれ川へと流れていきます。

せせらぎから小川へ、川は美しい景色を映し出しながら、海へと流れ込み、たゆたい、やがて海の底で生物を育みはじめます。

私たちがこの目で見たことのない世界が、実際に小さな音を立てながら息づいています。

山の水から。

美しい山の稜線。富山の人びとは空を仰ぎ、遠くに見える立山連峰を毎日眺めます。
舞台となるここ富山県には、日本の屋根といわれる北アルプスから、
水深1,000mを有する富山湾まで、わずか数10kmの距離しかない特別な地形をしています。


海のごく近くにそびえる山々。冬の間、降り積もる膨大な量の雪は、
万年雪を頂く北アルプスから流れ出る雪解け水となり、
真夏でも冷たく豊富な水を供給してくれます。

私たちの山にも
富山の名水と選定された水が湧き出ています。
口あたりの優しいまろやかな水で、メタケイ酸が豊富に含まれ、
温泉として認められています。

海の水まで。

太陽光の届かない、深い海の底。
水深200m以深の海水を海洋深層水と呼びます。
光合成に必要な太陽の光が届かないためとても清浄に保たれ、
永い年月をかけて深海を循環し、様々なミネラル成分が豊富に溶け込みます。


そのミネラルバランスは、胎児をつつむ羊水や、
人間の血液・体液の成分と、とてもよく似ています。
これが、生命の起源である母なる海といわれるゆえんです。

富山の海洋深層水を育む富山湾は、
最深部が1,000m以上ある深い湾のため、
特に日本海側の海洋深層水は清浄で冷たく、
年間を通して水質が安定しているのが特長です。
陸から海底まで距離が近いことから、
新鮮なまま海洋深層水を汲み上げることができます。


また、人間のからだの細胞一つひとつに吸収しやすくするために、
海洋深層水をバラバラに分解し、再度必要な成分を組み合わせ、再構築することで、
目的に応じた機能を引き出すことのできる、
再生医療と呼ばれる分野にまで利用が広がっています。


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